KT
今日はカメラの日らしいですね。
それに合わせて、
という訳ではないけれど
ふと思い立ったこれ、
ちょうどいいな、と思ったので
カメラ好きなとある人を綴りました。
今私のTwitterではこちらにいいねをしてくれる人を募集中。☟☟☟
https://twitter.com/Lilja819/status/935762857119055872
もれなくあなたをイメージしたストーリーを書いております。あくまで、イメージ。
ここでぽつりぽつりと載せていけたらいいなあと思っています。
題名はイニシャルで。
もちろん、読んでいただいた全ての人が、本人を知らなくても楽しめる内容にします!!ぜひぜひ、不定期開催する予定なので、ご一読いただければ幸いです。
しかし、今回トップバッターで書くことに決めたこの人からはいいねなんてもらっちゃいないんです。そもそもTwitter自体見てないのかも。
でも、どうしても、カメラの日にふさわしい人はこの人だなと思ったので。
どこかで気づけばいいのに。
私はあなたと写真を撮りに行きたいです。
そんな、とあるカメラ好きな友達に宛てて。
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持ち主のいない、小綺麗な部屋は、今ではひんやりとした空気が落ち込む殺風景な空間になっていた。
本棚には、淡い恋愛ものの小説、漫画、あとそれから、他のどのジャンルの書籍よりも読みこんで少し貫禄のある、カメラに関する雑誌や本が静かに佇んでいる。その他には、学習机の上のもう開かれることがなさそうな高校の教科書と、そして。
所在無さげにガラス扉の奥にしまわれたカメラ一式。
高校時代、ひっそりとアルバイトをして貯めたお金で、だけどちょっぴり背伸びして買った相棒。デザインに一目惚れしたんだ、とくすぐったそうに笑っていたのはもう一年以上も前の話。
乾いたシャッター音が彼の姿をとらえたのは、一体いつが最後だったろう。
私はまだ、制服を着てカメラを構える君の姿しか知らない。
連絡を取ろうと思えば取れるのに、そうしないのは何故なのか。私は不意にそんなことを考えた。
「元気?」「どこで何してるの?」
このご時世、どうとでも手段があるわけなのに、私はいつまでも遠回りをして何も知らないふりをする。
いつか写真を撮りに行きませんか。
いつか、いつか。
きっと、このいつかがやって来るまで君は高校生のまま。私だけが歳を重ねる。ちょっぴり悲しい。
そんな過去に早く上書きの
はい、チーズ。を。
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